FXでは損失を3年間繰り越す事ができる
FXでは、
会社員など、他の収入がある方は年間20万円超え。
無職や主婦など他に現金収入がない方は年間38万円超え。
上記の方は確定申告して納税する必要がある。と何度も書いて来ましたが、実は年間損益がマイナスで終わった方も申告する必要があります。
「必要がある」と言っても損が出たのに納税するわけではないので「絶対に申告すべきです」と言い換えます。
なぜなら、翌年以降にその損を繰り越して合算することができるから。
これは、翌年以降の最大の節税チャンスです。
FXの税額は約20%
FXの収益に対する納税額は20%
100万益が出たとして、20万も税金に持って行かれるのです。
これを少しでも節税するためには経費を小まめに計上するしかありません。
そんな私たちが経費以外に節税する方法、それが3年間もの損を繰り越せることなのです。
ただでさえ面倒くさい確定申告
せっかく利益が20万行かなかったのに、どうしてわざわざ面倒な事をしなければならないのか……と考える方は多いでしょう。
しかし、確定申告の書類作成もデジタルな時代。
高いソフトなど買わなくとも、国税庁さまが計算まで全部やってくれる素晴らしいサイトを作って下さっています。
ここに書かれている手順通りに打ちこんでいけば30分もかからず書類は作成でき、税務署の長蛇の列に並ばなくても郵送で申告は終わります。
例えば昨年11万の損が出ていたとして
例えば、昨年の収支が11万のマイナスだったとして。
今年の終わりにあなたの決済がプラス30万だったとします。
会社員のあなたは20万超えの益が出てしまったら納税しなくてはなりません。
しかし、今年、昨年度のマイナス11万を申告しておけば、来年の収支は
30万-11万=19万
あなたは来年、納税しなくて済みます!
手順
手順は、「【会社員・アフィリエイトの副業FX】確定申告書類を自宅で作成するやり方
上記に書いた通りの事を、「FX収益の入力」の部分でマイナス申告します。
詳しい事は上のページをご覧いただくとして、ザっと書かせていただくと。
1. 書類を揃える
(源泉徴収票(給与のある方)、「年間損益報告書」、「マイナンバーカード」、または「マイナンバー通知カードと免許証などの身分証明書」、必要なら「生命保険や地震保険料控除証明書」「社会保険料控除証明書(国民年金・国民健康保険)」など)
2. 国税庁のサイトにアクセス
3. 「書面提出 印刷して郵送などで提出」をクリック
4. 「所得税コーナーへ」をクリック
5. 左記以外の所得のある方(全ての所得対応)をクリック
6. 「給与所得」を入力
7. 「分離課税の所得」→「先物取引に係る雑所得等」でFXの損を入力
8. 住所・氏名・マイナンバーなどを入力
9. 税額はゼロのはずなので不必要なところは全て飛ばしてプリントアウト
・申告書第三表(分離課税用)
・先物取引に係る雑所得等の金額の計算明細書
10. 出てきた書類を封筒に入れて税務署に郵送します。
申告を忘れてしまっても繰り越し申請できるかも……
「前年の損益の申請は翌年に確定申告しなければならない」と書きましたが、知らなくて、一昨年の分のマイナスも申請していない。と言う方。
確定申告書を提出した後であっても損失の繰越しは認められる可能性があります。
「期限後申告」もできるとか。
とりあえずは、最寄りの税務署で相談を。